BBQのわずらわしいこと、ぜんぶ引き受けます。

埼玉県立 川の博物館(かわはく)は、埼玉県北西部に位置する寄居町にある、体験型の博物館です。大きな水車にウォーターアスレチック、迫力満点のシアター型川下りに企画展示など、荒川と人々の暮らしの関わりを楽しく学び遊べる施設です。バーベキューやキャンプで人気の、かわせみ河原の河川敷上にあり、ゴールデンウィーク、夏休みには小さなお子様連れの家族で賑わっています。

＜水車＞
まず圧巻なのは、かわはくのシンボルマーク、日本一の大きさを誇る大水車です。その大きさは直径24.2mに及び、埼玉県材のヒノキ（西川材）を使用した美しい水車で、暑い日は見ているだけで涼しくなってきます。水車は他にも、皆野町で使用されていたのコンニャク水車、東秩父村の精米水車などが復元されています。水のテーマパークだけあって、至るところに噴水があります。

＜荒川わくわくランド＞
かわはくに併設されている「荒川わくわくランド」は、水の性質を学習しながら遊べる楽しい水遊び施設です。水に浮くフロートを渡る「ふらふらフロート」や、ポンプで水を貯めて発射する大型水鉄砲、小さい子が一人で漕げる舟遊びなど、幼稚園児から小学生が、びしょ濡れになって遊ぶ游具が盛りだくさんです。シンボルの岩山を登り、流れる滝を横目に渡るつり橋もスリリングで大人気です。

＜アドべンチャーシアター＞
館内にある「アドベンチャーシアター」もおすすめです。荒川の源流域に降った一滴の雨水の視点で、東京湾まで臨場感たっぷりの川下りを疑似体験できます。映像に合わせて上下左右に座席が動くのでアトラクション感覚で楽しめます。別のプログラム、アルプスの源流から河口まで6ヶ国を通って海まで旅する「ライン河1320kmの旅」もスケールの大きい大自然の映像は、迫力があって癒されます。

＜展示＞
「荒川と人々のくらしとの関わり」をメインテーマにした本館の常設展示室では、実際に水が流れる大型復元模型や、大型パノラマスクリーンでの解説や鉄砲堰、荷船の映像が上映される劇場型の展示空間になっています。他にも館内では、川に関する文化や自然などをテーマにした企画展示や、さまざまな体験教室、イベントなども行っています。屋外には、精密地形模型として日本一の大きさを誇る「荒川大模型」や、本館外壁にある日本画家の川合玉堂が描いた「大型美術陶板」があったりと充実した展示内容です。

かわはくは、子供から大人まで楽しめる魅力いっぱいの博物館です。かわせみ河原、玉淀河原でのバーベキューやキャンプと合わせて、楽しんでみてはいかがでしょうか。目いっぱい遊んだ後のご飯や焚き火は、きっと思い出に残るはずですよ。

＜アクセス情報＞
〒369-1217　埼玉県大里郡寄居町小園39

■電車
寄居駅下車　タクシー　約7分
鉢形駅下車　徒歩　約20分

■自動車
関越自動車道　花園インターチェンジより約8分